本を読むとき読書メモが必要ない理由を語る

 

読書メモが流行っていますが、ボクは必要ないと思います。

 

ボクが読書メモを取らない理由は4つあります。

 

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・そもそもメモする理由を勘違いしている

 

意外に多いのが読書メモの本来の意味を勘違いしているということです。

 

読書メモはアウトプットの部類に入り、つまり情報を発信することですが、その目的は「内容を忘れないため」ではありません。

 

むしろ逆で、読書メモの場合アウトプットの意義は本の内容を忘れるためです。

 

いや違う、アウトプットは内容を忘れないためだ!読書メモの場合、本の内容を忘れないためだ!

 

という意見を聞きますが、それなら本を読み返せば良いのです。

 

じゃあ、なぜわざわざメモするのか。それは情報をいちど吐き出して目で見えるようにして、本当に必要な情報を残すためです

 

雑多な情報で脳みそがパンクしないように、情報ダイエットをするために行っているのです。

 

本の内容を丁寧にノートに写すのはただのコピペのため、そこに自分の解釈は入っておらず、つまり自分で考えるプロセスが抜けてしまっているのです。

 

・内容を忘れたんじゃなくて脳で疑似体験が完了した証

 

メモの本来の目的がお分かりいただけたと思います。そして、本の内容を忘れることは自然なことで、むしろ情報の取捨選択のために必要なプロセスなのです百歩譲って読書メモは本の内容を血肉化してくれるとしましょう。しかしそれは絶対不可欠なツールなのでしょうか?

 

ボクは本を読むと同時に、脳ではシュミレーションが行われていると考えています。

 

情報の取捨選択、自分なりの解釈、自分だったらこの情報をもとにどう動くのか、自分がこの状況だったらどうするか、等々。読書メモを取るという行為に頼らずとも、想像力をもとに脳は仮想世界を構築してその問題解決のシミュレーションを行うと考えられています。

 

そのため、本を読んだ後に内容を細かく思い出そうとして覚えていない時がありますが、それは脳がすでに何通りもシミュレーション(疑似体験)して、大事な部分に自分の解釈を入れて残し、いらない部分を消去したと考えると納得ができます。

 

ボーッとしてる方が脳は活発「意識と無意識のあいだ」
「意識と無意識のあいだ」 (著)マイケル・コーバリス (出版)講談社 本書は意識を集中させている時の脳の活動ではなく、集中していない時の脳の活動状況についてフォーカスされたいわば「ぼんやり脳の活動報告」です。 ...

 

・同じジャンルを大量に読んだら自然に覚える

 

また百歩譲って「いちど読んだだけじゃ覚えられない」としましょう。しかし、本当に興味があるなら繰り返し、そして何冊も似たような本を読むことでしょう。似たような文言や単語が何度も出てくるので、それを見つけることで自然と覚えられるはずです

 

ここに、大量に本を読む読書家が読書メモを取ることに矛盾が生じることがお分かり頂けると思います。大量に読んでいるのに、そのたび読書メモを取っているのは、情報を体系的に捉えられていないということです。体系的にメモを取れているならば「もうこれ知ってる」となるはずで、メモを取る必要もないはずです。

 

メモをしないと覚えていられないのは、メモを取って安心して脳が思考停止しているか、どうでもいい部分をメモしているからでしょう。

 

・読書メモを取るための読書

 

言い方を変えると「目的と手段が入れかわる」です。

 

読書を助けるために読書メモを取っているはずなのに、いつの間にか読書メモを充実させるために本を読む可能性があります。

 

そうなると本来の内容と違う解釈をすることに繋がりますし、読書メモが義務化されてしまい、本を読むことが苦痛になってしまいます。

 

まとめ

 

以上、ボクは読書メモを取る必要はないと考えています。

 

まず読書メモをとる理由を勘違いしている時点でダメという事を述べました。そしてメモに頼らずとも脳のシミュレーション機能を使えば十分だということを説明しました。

 

あとはたくさん本を読んで知識の系統図を構築して本流を捉えれば、それに沿って支流の知識も苦労することなく覚えられると考えています。

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