パワーメーターを使うときはパワープロフィールを作成しようという記事を紹介しました。
今回はパワープロフィールを作る時だけでなく、日々のトレーニングデータを一括分析するときに役立つ、GoldenCheetahを紹介します。
GoldenCheetahとは何なのか?
GoldenCheetahとは、自転車のトレーニングデータを管理する無料の分析ツールです。
公式のサイトに行ってインストールとダウンロードをすることで、簡単に自分のパソコンに取り込むことが出来ます。
現在、Golden CheetahはVersion3.4が公開されているようですが、グラフが読みにくいため、ボクは敢えて初期のバージョンを使っています。現在も初期のバージョンはダウンロード可能です。
どのサイクルコンピューターでも使える
「GARMINを使っているならGARMIN connectを使う」という風に、使う分析ツールが限られがちですが、GoldenCheetahはパワーメーター、サイクルコンピュータの機種を選ばずに使用することが出来ます。
GARMINからPioneerに変えたいけど、管理ソフトが変わったら練習データが引き継げないんじゃ…?
従来ならそう思ってしまいますが、途中でサイクルコンピュータやパワーメーターを変えてもそれまでのデータが消えることはなく、今まで通り使うことが出来ます。
どのタイプのサイコンを使っていても利用できるので、仲間同士で練習データを持ち寄って管理するという使い方もできます。
チームTTやトラックの団体競技はもちろん、自転車イベントのチームエンデューロの配分を決める時にも役立つでしょう。
基本的な使い方【データの取り込み】
インストールとダウンロードが終了したら、GoldenCheetahが開けるようになります。
すると、最初はこんな画像が映し出されます。
GoldenCheetahは、パソコンに接続したサイクルコンピューターに入っているデータファイルを抽出、保存してデータ分析します。
まずは左上のActivityからファイルの取り込みを選びます。
ここで、パソコンに接続したデバイスから練習データを探してアップロードします。データファイルは日付が書かれているので見つけやすいと思います。
アップロードするとデータの検証が始まり、保存ボタンを押してデータを取り込みます。
こうして情報を集めて、段々と蓄積すると共に正確性の高いデータが取れるようになります。
パワトレバイブルで紹介されたチャートが使える
パワートレーニングを行うなら絶対に読んでおきたい本、パワートレーニング・バイブルに書かれているデータ解析がGoldenCheetahで出来ます。
練習強度、体力、疲労蓄積度が一括で表示される、PMC (Performance Management Chart)や、パワーとケイデンスを四分割分析できるチャート(QA)なども搭載されています。
また時間別の平均最大パワーを表示するCP(クリティカル・パワー)チャートもあるので、パワープロフィールも簡単に作成できます。
まとめ
以上、無料の解析ツールGoldenCheetahの概要の説明と基本的な操作解説でした。
GoldenCheetahがあれば、他の解析ツールは必要ありません。全国大会レベルのレースを狙うにしても全く不足はありません。
ちなみに、さっき「最新版はグラフが読みにくいので使っていない」と言いましたが、以下の画像が現在のGolden Cheetahの画面です。
画面が黒いです。ぶっちゃけ読みにくいので、ボクは初期のバージョンを使ってます。
初期バージョンも現在でもダウンロードできるみたいなので、インストールしようと考えた方は、ここを押してサイトに飛んでください。
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