実はボクのブログ記事がランサーズの依頼内容で参考として取り上げられたんですね。
それをアクセスログで知ったボクが直接依頼を受けるって提案したらOKもらえたんですな。
それで仕事を請け負って無事に完遂したので、今回はそれを基にランサーズを通して仕事をするってどんな感じか語ります。
どんな仕事したの?
依頼内容:自動予約システムの開発
報酬:10,000円
納期:1ヶ月後
…というのがクライアントのご要望でした。
スクレイピングだけでなくブラウザ操作の技術も必要で、モジュールの公式サイトを読み込んだり、アルゴリズムを考案しながら進めて、なんとか開発にこぎつけました。
おかげでスクレイピングとブラウザ操作で不可能な事はないと言えるくらい自信がつきました。
クライアントも満足して頂けた様子で、報酬もゲットできたので、とても有意義なひと時でした。
仕事をしてて実感した不可欠な心構え
実際に提案から完遂までのプロセスを体験してみて、
これはランサーズに限らず、フリーランスとしてやっていくには必要なことだな。
…と思うことが幾つかあったので、それを紹介します。
「自分に出来るのか」を考える
報酬金額が高かったり、自分が得意な分野で好条件の依頼があったりすると、すぐに提案を出したくなることでしょう。
しかし、その前に「自分にこの依頼を請け負えるだけのスキルが本当にあるのか?」と自問することが大事です。
たとえば依頼内容を読んで「オレの技術力ならいイケる!」と思っても納期が足りない、なんてこともあります。
また報酬金額も判断材料にする必要があるでしょう。
ボクもこの案件は短時間で遂行できる仕事だと見通していたにも関わらず、思わぬ沼にハマって1日8時間くらい費やしたため、時給換算で300円程になりました。
副業としてならともかく、本格的なフリーランスとして活動するなら、あまり低報酬な案件を請け負うと時給換算で悲惨なことになります。
とはいえ、実績を作るために最初は低賃金労働は仕方ないかもしれません。
そこで、会社勤めで給料が安定している内にランサーズに登録して安い報酬で請け負って、アカウントに箔が付いてから本格的にフリーになるなど工夫が必要でしょう。
要望をきっちり確認する
依頼文を熟読していても、クライアントがイメージしていた内容と違うということが結構あります。
それに気づかずに作業をして、いざ納品して「コレ注文と違う」ということになったら、心証ガタ落ちです。
納期まで時間があるならまだしも、後述するようにわざと納期ギリギリまで納品しなかったりすると、納期の超過というフリーランス失格な結果にもなりかねません。
仕事を始める前に、しっかりと仕様と作業計画を伝えてOKをもらいましょう。
「これどうしたらいいんだろう?」と思ったら、すぐにクライアントに確認しましょう。
連絡手段は1つに統一する
それから、連絡を取り合うときは連絡方法を一本化しましょう。
今回の案件で、ランサーズのメッセージ機能とGmailを使いましたが、連絡回数が増えるにつれて、
あれ?あの件どの連絡手段で聞いたんだっけ。
ということが何回かありました。
これは連絡履歴を探すのがメッチャ面倒くさいですし、なによりプロジェクトの要望など重要な部分を見落とすことにも繋がります。
また、プロジェクトが炎上してランサーズに介入してもらう事態になった場合「当社の用意した連絡手段以外での取り決めは関与できない」と言われることを防ぐ役割もあります(多分)。
従って、よほどの理由がない限り連絡手段はランサーズのメッセージ機能に絞ることをおススメします。
どの程度の仕様変更でお金を頂くか決める
プロジェクトの進行中に、
やっぱり、ちょっと仕様変更してくれない?
と言われることがあります。それ自体はよくある事ですが、引き受けるかどうかは慎重に考える必要があります。
ボランティア精神が働いて、「まぁ、このくらいサービスするか」と安請け合いすると、相手はどんどん注文します。
「アレもして、コレもして」と報酬分以上の働きを強いられて、これ以上はお金を頂くと告げると「でも、これまでは無料で引き受けてくれたじゃないか!」と話がこじれる可能性があります。
そうならないためにも、仕様変更の際はどこからお金を頂くか決めておくのが効果的です。
ボクは、以下の仕様変更に該当する場合、正式な追加注文として報酬を頂くことにしました。
・依頼文やメッセージとは違う仕様の要求
・機能の拡張が必要な要求
上の2つに該当する時は、しっかりとクライアントに納得していただけるよう誠意をもって「正式な追加注文としてならば承ることが可能」と伝えることでお互いにメリットが生まれると思います。
出来るだけ早く納品する
以前ツイッターで「早く納品すると新たな仕様変更を要求されるから、ギリギリに納品した方が賢い」というツイートを見ました。
しかし、これはフリーランスには当てはまりません。
これは会社という後ろ盾に守られて、毎月の給料が決まっている会社員がサボるために考案した手口です。
これをフリーランスがやると仕事が遅いというレッテルを張られる上に、イメージと違うものを納品した際に修正できず、そのまま納期超過に繋がります。
じゃあ実早く納品して仕様変更を要求されたらどうするんだ!?
そこは先述した線決めに沿って、追加注文として正式に受注すれば良いのです。
断りたいならば、自分に落ち度がない限り断れば良いのです。
「やれ」と言われればやらざるを得ない会社と違って、それがフリーの良い所じゃないでしょうか。
まとめ:ランサーズは儲かるのか?
システム開発の案件は報酬がおしなべて高額です。
しかし、依頼をコンスタントに獲るのが難しいのです。どうしても実績を積んでいるランサーのブランドと営業力には水を開けられます。
よって、最初は安い価格で受注して、とにかく実績を作り、セルフブランディングを確立するのが効果的でしょう。
とはいえボクはむしろ、ランサーズは副業の位置づけで活用した方が良いと思います。
月1~3万円ならば、ある程度プログラミングの技術があれば簡単に達成できますので、本業、ランサーズ、そのほか違う副業と組み合わせれば月に+5万円くらいは苦労せずに稼げるでしょう。