ロードバイクに乗ることの醍醐味の一つは「長距離ライド」ですよね。
それまで十数キロしか走ったことがないのに、いきなり100kmなんて数字が出てきたらちょっと気後れするかもしれません。
でも、自転車に乗り始めて日が浅い人でも100kmを走ることは難しいことではありません、細かい装備や知識を持っていれば確実に走り切ることができます。
今回は自転車で100kmを完走するために必要な装備を紹介します。
なお自転車、運動できる服装、ヘルメットはすでに持っているという前提で話を進めます。
100kmを走るってどんな感じ?
その前に、自転車で100kmを走るってどんな感じのか見ていきましょう。
以下はボクが実際に100kmを走ったデータです。
まあ、一般的なサイクリングですね。
ここで見て欲しいのが2つ、時間と消費カロリーです。
やはり100km走るだけあって5時間近くかかり、カロリーも1600kcalも消費しています。
このデータを見てわかる通り、体に負担をかけず安全に完走するためにはそれなりの準備が必要であることが考えられますね。
かといってアレもコレも持って行くと今度は装備が邪魔で、せっかくのサイクリングが楽しめないということになりかねません。
そこで自転車乗りとして常に考えたいのが「いかに少ない装備で長距離を走るか」です。
結論を言ってしまうと、100kmくらいなら以下に挙げる道具を揃えれば、専用のバックパックなんて購入しなくてもサイクルジャージのポケットに入る程度の装備で走り切ることができます。
早速見ていきましょう。
必要なもの1:スマホ
スマホがあれば迷子になったとき地図で確認できるだけでなく、困った時に助けを呼ぶことができます。
よくスマホが必要になるのがパンクした時です。
ド田舎でパンクして修理できなかったら、軽く遭難ですよね。
そんな時にスマホがあれば身内に迎えに来てもらう事も出来ますし、タクシーを呼ぶことも出来ます。
ちなみにタクシーを呼ぶときは自転車が車に入りづらいです。入っても後部座席に油で汚れるため、できるだけ大型タクシーを呼んでトランクに入れてもらうようにしましょう。
必要なもの2:お財布
お金を持っていれば補給食を携帯する必要性がグッと下がります。
経験値豊富なライダーならともかく、初心者はまず間違いなく2〜3回は休憩を挟むので、その時にコンビニなどでご飯を食べることを考えると、わざわざ補給食を持って走る必要がなくなるのです。
補給食を持って走らなくて済む分、ゆとりを持って走ることができます。
また、事故や熱中症などで意識が朦朧としている時に、周りの人に自分がどこの誰なのかを知らせるためにも、身分証や名刺などをお財布に忍ばせておくことをお勧めします。
必要なもの3:パンク修理道具
ロードバイク側で一番頻繁に起こるトラブルがパンクです。
5時間近く山あり谷ありの道を走ることを考えたら、パンク修理道具を携帯することの大切さは言わずもがなでしょう。
とは言っても、パンク修理キットは自転車に取り付けるものが主であるため、ライダーに直接的な負担になることはほとんどありません。
しっかり携帯&使い方を熟知して長距離ライドに挑みましょう。
必要なもの4:ボトル
夏でも冬でもボトルは自転車に挿して走りましょう。
とくに夏は水分補給が最優先事項なので、熱中症対策の一環として必ず2本は携帯して万全の態勢で臨みましょう。
また、水だけだと体液が薄くなるのでスポーツドリンクをボトルに注いで、喉が渇いていなくても5分に1回は飲むように心がけたいところです。
必要なもの5:六角レンチ
6角レンチをリストに入れるか否か迷いましたが、最初の1〜2回ならば必要かもしれません。
100kmを経験したことのないライダーにとって、現時点のロードバイクのポジションが長距離に向いていない可能性があるからです。
短時間しか乗らないため見逃していたポジションの不具合は5時間も乗っていたら如実に現れるので、それを修正するために6角レンチも持って走った方が総合的に考えるとメリットの方が大きいと考えました。
とは言っても、なるべく早い段階で6角レンチを携帯しなくても大丈夫なように日頃から自転車をメンテナンスして、かつポジションを確立したいところです。
まとめ
自転車で100kmを走るのはそれなりの知識と準備が必要ですが、一方で楽しく走るために最低限の荷物だけを持って行くという心がけも大事です。
そこで「最低限これだけ持って行けば無理せずに100km走り切れる」というアイテムを4つ挙げました。
あとはライダー自身が経験値を積んで「コレ必要だな、アレ要らないな」と判断できるようになれば、もう立派な自転車乗りです。