ランサーズで取引する時について回る思い、
これ、直接LINEとかで取引した方が楽だし、儲かるんでない?
いちいちランサーズのページに行ってメッセージを確認する作業、そして何より20%ほど持ってかれる手数料、キツい。
直接取引しても、バレないんちゃうん?
そう思いますよね。しかし、仮にバレなかったとしても、それで損するのは実は受注者側だったりします。
今回はボクの友人に起こった、ランサーズを介さずに直接取引した時に起こりうるシナリオの一つ「押し買い事件」を紹介します。
まず「押し借り」をご存じですか?
「押し借り」という詐欺まがいの行為をご存じでしょうか。
銀行口座をチェックしたら見知らぬ口座からお金が入っていて、しばらくして謎の口座の持ち主から連絡が入って「貸したお金を返せ!」と取り立る、これが押し借りです。
違法業者の身に覚えのない押し借りならば弁護士とかに相談すれば良いですが、恐ろしいのは押し借りに似た現象が受注者側と発注者側の直接取引でも発生して、さらに受注者側が不利であるシナリオです。
それが「押し借り」ならぬ「押し買い」です。
振込口座を教えるリスク
発注者側に振込口座を教えないと、受注者はお金を貰えません。
振込口座を教えても身元が特定されるリスクは少ないですが、押し借りという観点からみるとそうは言ってられません。
悪質な発注者は口座を教えられたことで、その口座に報酬金額を入れて無理やり既成事実を作ることで「もうお金を振り込んだから契約は成立した」と言うことが出来るのです。
たとえ初期の取引が健全でも…
うちのクライアントはそんなことはしない、現に今までも健全な取引をしている!
今はそうでも、
・発注者側の納期が近い
・予算内に新しい仕様を加えたい
・受注者がチョロそうに見える
などなど、いつ相手の気が変わってもおかしくありません。
基本的に銀行は、銀行側にミスがない限り振込まれるのを拒否させてくれません。
現に押し借りにあった人は弁護士や司法書士に相談することを余儀なくされているそうです。
それを知ってか知らずか、受注者は発注者の振込口座を知らされず、そのままお金を返すことが出来ず、進退窮まることになるのです。
まとめ:ランサーズは受注者を守る盾でもある
ランサーズを介して取引をするとシステム手数料や面倒な操作がついて回りますが、その分受注者を守る縦になります。
振込口座はもちろん、それをもとに名義などの関連情報がズルズルとリークすることがないので、個人の安全を買うと思ってしっかりランサーズを通して取引した方が良いと思います。