実家で愛用していた3本ローラーの音がデカ過ぎてアパートで使えないため、GROWTACのGT Roller F3.2を購入しました。
何回か乗ってトレーニングしたので、ここらでレビューを書きたいと思います。
正式にはハイブリッドローラー
世界初の4本ローラーを開発したメーカーであるGROWTACでGT-F3.2は作られました。
前側を固定するのは従来の固定ローラーと似ていますが、後輪は3本ローラーのように2本のローラーの上に設置します。
このように、固定ローラーと3本ローラーを足して2で割ったようなスタイルなのでハイブリッドローラーと呼ばれているのです。
固定と3本の中間な乗り心地
やはりハイブリッドなだけに乗った感じも間を取ったような乗り心地です。
バランスを失うと危ない3本ローラーと違って、フォークが固定されているので傾くことが無く、初心者の方でも安心して乗ることが出来ます。またGT-F3.2は固定部分に体重をかけるとしなるので、3本ローラーには一歩譲りますが、より実走に近い走りを再現できます。
固定ローラーは乗りすぎると不自然なフォームになりそうだから嫌なんだよな…。
と、考えている方にもオススメできます。普通の固定と比べるとより実走に近いので、フォームに影響することはありません。
負荷調整は文句なし
10段階で負荷を調整できます。
「10段階もいらないっしょ」と思えるくらい微妙な加減で負荷を調整できるため、軽く回す程度から、もがく練習まで幅広く応用できます。
静かだけどタイヤや床がダメだとうるさい
音が静かなのが買いの一番の理由です。
他のブログやアマゾンのレビューを見る限り、異口同音で「静か」という評判でした。実際に乗ってみると評判通り色々と防音対策が施されているようで、「キュイーン」というモーターのような音が低く聞こえるだけで、オイルを指していないチェーンのガリガリ音の方がうるさいです。
ただ、ローラー台は静かですが、タイヤが真円でなく若干デコボコしていた場合、心臓の鼓動のようにリズミカルにタイヤがローラーから跳ねる音が聞こえると共に、床が薄いと共鳴して振動します。
これを防ぐために専用のブルカットや室内ローラー練習用のタイヤが販売されていますので、うるさいと感じた場合こちらの購入をオススメします。ちなみにボクの場合そこまで困ってないので、両方とも買ってません。
精密機器すぎて気を遣う
実走に近い乗り心地、負荷調整できる、音も静か。
これだけの機能を備えているせいか、はたまたデザインが画期的だからか、取扱説明書には注意書きがたくさん記載されていて、項目ごとに「破損の原因となります」という圧をかけてきます。そして、ホームページにも記載がありますがGT-F3.2はこの性質上、外に持っていくことを想定していないようです。
つまり、レース前のウォーミングアップなどで使うことが出来ないという事です。屋外でも使いたいという方はGT-Roller M1.1というタイプのローラーを買った方が良いかもしれません。
まとめ
新しくローラー台を買うにあたり、静寂性と乗り心地はもちろんのこと、誰も持ってないものに手を出してみたいという下心もあったことは認めます(笑)
しかし、GT Roller F3.2はそれにしっかりと応えられるだけの性能を持っていると思います。外に持っていけないのが残念ですが、似たタイプのM1.1は屋外でも使えますし、ボクのようにウォーミングアップ程度なら誰かのローラーを借りちゃおうという発想もアリです(オイ)
どのローラー台を買うかで迷っているなら、GT Roller GT-F3.2もぜひ候補に入れてみて下さい。チャリ仲間の間でも「オレこれ買ったんだ」と話題のタネになること間違いなしです。
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