僕のヒーローアカデミア3期の放送が決定しましたね。
原作を読んでいないので、続きが気になって仕方ありません。
ところで日本語ではよく「モテモテ」とか「モテる」という言葉が使われます。
そこで、みなさんは「モテる」を英語で何ていうか知っていますか?
…って聞かれたら一瞬「ウッ」てなると思います。
おもしろい例を「僕のヒーローアカデミア」の36話で見つけました。
雄英高校の期末試験、グレープジュースこと峯田くんが18禁ヒーロー・ミッドナイトとの演習中、追い込まれた峯田くんが、
「女体触りたい、モテたい」
と、本音を口にした場面があります。
コレ、英語の吹き替えバージョンでは
I want girls to love me. So I can touch them.
と、言っています。
なかなか興味深い訳だなと感心しつつ、コレはある事実を物語っています。
そう。
じつは、 英語では日本語みたいに「モテたい」と一言であらわせる表現がないのです。
「モテる」というダイレクトな表現がない代わりに、英語ではよく “popular with ~” が使われます。
“Popular with ~”で「~に人気」という意味になり、たとえば「君は女子にモテるよね」とか「君はモテそうだよね」を英語で言いたいときはそれぞれ、
“You are popular with the ladies”
“You look popular”
というふうに言います。
前述のとおり、「モテる」というよりも「人気がある」というニュアンスの方が近いのかもしれません。
じゃあ「モテる」といったニュアンスを英語で表現したい時はすべて”popular with ~”って言うしかないの?
…と聞かれるとそういうワケでもなく、ほかにも
He’s got a way with women や He’s got girls falling all over him などがあります。
have a way with ~ は「~の扱い方を心得ている」という意味で、girls (who are) falling all over him は「彼に夢中」というニュアンスがあります。
もうお察しかと思いますが、英語には「モテる」という表現がないため、状況に応じて言い方を変えないといけないのです。
面倒ではありますが、”popular”など日本人でも馴染みの単語で表現されていることも多いので、いざ英語で言うときにはそこまで苦労する事はないと思います。
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