自分のブログやサイトに訪問者が来てくれるのは嬉しいですが、その訪問者が何を求めて訪れるのか気になりませんか?
今回は検索クエリデータを取得して、サイト訪問者が何を求めて自分のサイトに訪れるのか分析する方法を紹介します。
・そもそも検索クエリって何?
検索クエリとは、検索エンジンで検索者が入力した語句のことです。
例えば、ボクがパソコンのスペックについて知りたい時にgoogleで「パソコン スペック」と入力した場合、この「パソコン スペック」が検索クエリになるわけです。
つまり、サイトの訪問者が「パソコン スペック」で来たと知ると「自分のサイトはパソコンの性能について書いた記事がよく読まれるな」という事が分かるわけですね。
よって「パソコン関係の記事がメインだけどバイクの記事がよく読まれるね、いっそバイクの分野に力を入れてみよう」とか「野球のカテゴリーに訪問者を引きつけたいから、野球の記事やリンクをもっと増やしてみよう」といった戦略が立てやすくなります。
・データ取得の方法
検索クエリのデータはGoogle Search Consoleで取得することが出来ます。
まずはGoogle Search Consoleにログイン、左サイドバーの上あたりにある【検索パフォーマンス】をクリックします。
すると検索回数とクリック回数を表すグラフが現れ、そのすぐ下にあるインポートマークの【csvをダウンロード】をクリックしてダウンロードします。
このファイルには日にち、検索キーワード、表示順位、クリック回数など様々な情報が記録されていて、検索エンジンにおいて自分のサイトページの立ち位置が分かるようになっています。
コレで必要なデータは揃いました。ここまでくれば、あとは分析するだけです。
・検索クエリの分析方法
分析すると言っても、どうやって調べるのか。
Google Search Consoleには3つの指標を使うことが出来ます。
(1)CTR
(2)検索順位
(3)検索キーワード
この3つを上手に組み合わせて活用することにより、大局的に自分のサイトのストロング、ウィークポイントが見えてきます。
例を見ていきましょう。
上記のデータは、ボクのもう一つのサイトの検索クエリですが「超大型巨人 英語」と「奇行種 英語」の部分のCTRが他の語句に比べてケタ違いに高いことが分かります。
ここからボクのブログにおいて超大型巨人と奇行種に関する記事に集客力があることを示しているのはもちろん、それに一役買っているのが「英語」であるのが読み取れます。
つまり「超大型巨人と奇行種って英語でなんて言うんだろう?」って思った人が検索した結果、その答えを書いたボクの記事がニーズに合致したという事です。
また、超大型巨人と奇行種に共通するものはなにか、進撃の巨人ですよね。
超大型巨人と奇行種の他にも「調査兵団 英語」や「立体機動装置 英語」など進撃の巨人の英語関係のクエリでこのサイトに訪れていて、検索順位も10位以内の食い込んでいることからも、このサイトは進撃の巨人の英語関係で影響力のあるサイトを構築できるポテンシャルがあると考えることが出来ます。
同様に「クソナード」という検索クエリが頻出しています。頻出しているということは、クソナードに続く検索ワードが幅広いという意味です。
ヒロアカを視聴して「クソナードってどういう意味?」と思った人のニーズに一致した、あるいはクソナードに関する情報を提供するサイトが少ないため、クソナードという語句を入れただけで検索上位に入ったという風にも解釈できます。
その時の状況に応じて、なぜこの順位なのか、これをどう解釈できるかと考えるのが大切です。
・検索クエリ分析のお助けアプリ “Mappin-Q”
これで一通り分析する方法が分かりました。
でも、リストが長すぎて時間かかりそうだし、ぶっちゃけ面倒。
そんなときは手前味噌で失礼ですが、ボクが開発したMappin-Qをぜひ使って頂きたいと思います。
Mappin-Qは、膨大な検索クエリデータをワードクラウドに変換するので、コレを使えば分析時間を大幅に短縮することが出来ます。
Google Consoleで取得できるCSVファイルをアップロードすれば、上記のワードクラウドが数秒で生成されます。
コレならば検索順位、頻出ワードをひと目で確認することが出来る上に、デザイン性を活かしてレポートやプレゼンの資料としても利用できます。
今後はアップロードされたデータを基にコンサルタントする機能を追加する予定ですので、ぜひ使ってみて下さい。
まとめ
以上、検索クエリを取得して分析する方法の紹介でした。
最後ちょっと宣伝みたいになりましたが、ともあれ検索クエリは自分のサイトの指針を示す羅針盤の役割をしてくれるので、定期的に取得してサイト向上の為にガンガン分析して欲しいと思います。