「自作の小屋で暮らそう」
(著) 高村 友也
最近、アパート並みの快適性は求めないから安く住めるようにしたいなと考えていたところ、テレビで小屋を自作してそこに住むという特集が組まれていたんです。
早速アマゾンで調べたところ、この本を発見しました。
セルフビルドでお金をかけずに暮らすという選択
この本の著者、高村友也氏はもともと自身の小屋を自作する時期から、そこの生活の様子をつづった「寝太郎ブログ」を運営しており、その内容から多くの読者を獲得しています。
そしてこの本は、そのブログがもとに作られています。
本を読んでいると自作の小屋で暮らすというのはかなり経費が低く抑えられるようで、小屋は3坪の広さの独立構造にすることで法律的に「物置」判定をされ税金がかからず、電気はソーラーバッテリー、水は井戸から、暖房はロケットストーブや石油ストーブを駆使して、食費込みで2万円で抑えられているようです。
こういった低燃費な生活が実現できているおかげでほとんど働く必要がないらしく、小屋生活から本書を書いた時点で7年ほど経過しているようですが、毎日本を読んだりゴミで畑を耕したり、一日中ゴロゴロしたり、うらやましい生活を満喫している様子です。
マジになれば土地込みで100万円以内で建てられる
高村氏の小屋生活をする際の下調べの入念さには関心をするばかりで、法律面で問題はないのか、下水の処理はどうするのか、税金はどうやったら払わなくていいのかなど、しっかりと準備を整えたうえで物事に取り組むという戦略家っぽい性格がうかがえて、そんな能力あるのになんでホームレスやってたんだとツッコみたくなります(笑)
そうとう働きたくなかったか、社会が著者の性格とマッチしなかったんでしょうね。
小屋を製作するのはそれほどお金がかからないらしく、ホームセンターで材料を購入すれば10万円くらいで建てられて、その気になれば土地も含めて100万円以内でできるそうです。
じつは私もこの本に感化されて小屋を作る土地を探すためにいくつか下見に行ったのですが、50万円以下で購入できる土地というのは、やはりそれ相応の値段で売られているだけあって、かなりいびつな形をしていたり、木々が生い茂っていたり、冬になると積雪が数十cmになりそうなド田舎だったりして、なかなかイイ土地が見つかりませんでした。
空き家という選択肢もあるけど…
今の時代、空き家が異常に多いらしいので、家の面倒を見る代わりに月に数千円で住まわせてもらうという選択肢もアリなのかもしれません。
しかしそれでは隠遁ではなく田舎への移住に近くて、それはそれで村の人たちとの繋がりとか、したきりとか、別の問題が起きそうなので一考の余地ありでしょう。
コメント