みなさんは「疲れた」と英語でなんて言っていますか?
「そんなの“I am tired”って言うに決まってんじゃん」
もちろんそれは正解です。じゅうぶん通じます。しかし、日本語ではいろいろな言い方で「疲れた」を表現します。「しんどい」とか「くたびれた」、「精根尽き果てた」とか…。
英語にもいくつか「疲れた」を表現する言い方があるんです。その一つを亜人の12話で見つけることができました。亜人の佐藤がグラント製薬のビルを襲撃し、迎撃した対亜人部隊を皆殺しにした直後に、
「いやぁ、疲れたね」
と発しました。
この場面、英語の吹き替え版ではなんと訳されたと思いますか?“I get tired”ではショボい感じがしませんか?
じつはこの場面、英語では
“Phew, I’m beat”
と訳されていました。
Phewというのは日本語で「ふぅ」みたいな感じの音をあらわす単語で、
I am beatというのは察しの通り、「すごく疲れた、くたびれた」という意味です。
じつはbeatというのは色々な意味で使われていて、よく「打つ、鼓動する、打ち負かす」といった、いわば打撃系なニュアンスで使うことが多いです。
おそらくパンチを食らって打ちのめされたイメージを、疲れた状態と重ねて”I’m beat”って言うようになったと個人的には思います。
ちなみに、英語では他の言い方でも「疲れた」を表現できます。
“I’m exauhsted” はその中でもよく使われる部類に入ります。
Exauhstは「使い尽くす、からにする」という意味で、 よって“I’m exauhsted“は「へとへとに疲れる、体力を使い切った」という意味になります。
以上、英語で3つの「疲れた」を紹介しましたが、これらは意味は一緒ですが、ニュアンスがちょっと違います。
“I am tired”と“I am beat”はオーソドックスな言い方で、勉強のしすぎで疲れた、人間関係のもつれで疲れた、残業で疲れた、などなど「いろんな意味で疲れた」というニュアンスです。
一方、“I’m exauhsted”は、エネルギーとかスタミナがゼロになった感じの「体力的に疲れた」が強調されるイメージです。
[amazonjs asin=”B078H2DYTY” locale=”JP” title=”亜人 Blu-ray豪華版”]
コメント